イアトリズム憲章

人種・国籍・年齢・性別などに関わらず、日々の健康な生活は全ての人々の欲するところとして堅確に実在する。しかし世界には健康を害う要因として、戦争・飢餓・汚染された環境など個人のレベルにおいて解消が困難なものが多数存在することもまた事実である。よって我々は個々における日常の健康をその可能な範疇において自らの力により堅守していく必要があると同時に、それらは医学を基礎とする各人の保健にまつわる知的見識の研鑽とそれにより導かれる生活の質(QUALITY OF LIFE)の向上により得られるものと理解しなければならない。生活の基礎を成す形而下的な「食事」「運動」「睡眠」という三つの柱の充実、そして形而上における精神の安定は健康の維持には欠かすことの出来ない要素であるとともに万人がその意識を余すところなく自覚する必要がある。また、健康に関する何らかの知識を有する者は、相互扶助的思考のもと深い倫理的観念と厚情を以て周囲の人々を教導し共に健康を享受する責務のあることを認識する必要がある。イアトリズムは、その理念に立脚し遍く多数の人々に見識の拡充を啓蒙するとともに知的健康医療概念として常に寄り添い人類の恒久的な安寧と平和を強く求め続けることをここに宣言する。

【関連項目】